About me…
Mika
たぶん私のプロフィールは、
極論したら、この通りです。
「ピアノが好き過ぎて離れられず、現在に至る。」 以上
「やさしい♪たのしい♪おんがくしつ」?
ピアノが大好き💗という気持ちは
「弾けるかどうか?」ということを問わず
どんな状況でも、環境でも自然発生的に
心の中に生まれてくるものだと私は思います。
けれど、どんなに大好きでも
思うように前に進めない時には
「無理かもしれない…」と弱気になったり
心細くなってしまう気持ちもよくわかります。
それでも、もしかしたら、
悩むほど好きな気持ちに出会えることも
音楽と自分に絆のある証かもしれない!
そんな風に思えることは、
時には大きな励みにもなるのですよね♬
でも、人生は色んな事があるから
望む通りの充分な練習時間や練習環境を
手に入れられるとも限らないのが現実…。
それでも、昨日より今日、今日より明日。
ただ、出来る精一杯で挑戦してみたい!
何か1つでも成長できたらいいな☆
私がピアノを学び続けてきた理由は
これまでも、これからも、
それしかないような気がします。
今まで2012年から約12年、
入門~初級を専門として老若男女問わず、
レッスンにお越しくださった色んな方々と
様々なお話の機会をいただいてきましたが、
抱かれるお悩みのポイントには
共通しているものもあるように思いました。
だから、「無理かもしれない…」とか、
「あまり練習できないから…」とか、
「習うのが遅かったから…」なんてことも
気にしないで、もっと心を解放できる場所として
何より一番は「憧れる気持ち」を大切に
「夢」への挑戦を応援するための場所として
「やさしい♪たのしい♪おんがくしつ」を
作ってみたいと思いました。
私の人生の転機
まだ楽譜も自分でスラスラ読めなかった時期、
これからこの先、一生かかっても構わないから、
自分が死ぬまでにどうしても「英雄ポロネーズ」を
この1曲だけでも弾けるようになりたい!
今考えれば突拍子もない無謀な憧れを抱いたことが、
私にとっては人生の大きな転機になりました。
習い始めも遅く、電子ピアノしか無い練習環境は、
一般的にピアノ専門の道を目指せるような状況ではなく、
周囲からは早く諦めるように諭されるばかりでしたが、
かつての恩師が私にご指導くださったのは、
自分の情熱を信じて夢を追い続けることと、
表面的な正確さを追うこと以上に、
「想いが伝わる演奏を探求すること」でした。
それなら、生涯かけて研究したい作曲家を1人に絞って、
音楽作品の演奏だけではなく、話していた言語まで含め、
「可能な限り学び続けてみよう!」と決心しました。
私が選んだのは、ポーランドを故郷とする作曲家、
「ショパン」さんです。
最初に独学でポーランド語を学び始めた時は、
発音も辞書の引き方も全くわかりませんでしたが、
素晴らしい先生方や友人たちとの出会いに恵まれ、
まだ学習途上の間違いだらけの拙い語学力ながらも、
心優しいポーランド人の友人たちと直接ポーランド語で、
音楽教育や演奏解釈など様々な興味あるテーマについて、
語り合えるようになりました。
でも、もっともっと知りたいことが山のようにあります!
何かを知れば知るほど、知りたいことは増える一方です。
目の前の目標を達成するたび、更に高い理想が見えてきて、
毎日心が折れそうになります…。
ピアノや語学に限らず何かを新しく学ぶということは、
時にはちょっとした発想の転換が必要だったり、
心理的なコントロールの側面も大きいような気がします。
今の自分にできないこと、まだわからないことは、
次なる挑戦への始まりで、自分が満足したり諦めない限り、
どこまでも、どこまでも永遠に続く道…。
だから、初めてピアノを学んでみたいという方々が、
ある程度弾けるようになってきた時に教えてくださる
戸惑う気持ち…音楽は「音を楽しむ」というけれど、
練習の中で簡単には達成できない課題に出会った時に
向き合うことから目を背けてしまいたくなる気持ちが
よくわかる気がします。
「もっともっと上手になりたい!」
そう願わないで楽器に向かう人は一人もいないのだから。
好きになればなるほど、もっと学びたい!という願いが
心の底から生まれてくる。けれど出来ない自分に直面する。
そんなループが始まってしまった時は、
初心に立ち返ることが、大切なのかもしれません。
どうしてピアノを弾きたいと思ったのか?
何ができなくて、何ができるようになったのか?
今現在進行形で悩んでいる時間も、
きっと何か貴重な経験の1つになっていくのでしょう。
挫折と感謝
私はある日突然、
ピアノとは無関係の作業をきっかけにして、
肩を痛めて動かせなくなり、
目の前にあるコーヒーにも手が届かない状態で、
約1年ほどピアノの鍵盤に手を載せることも難しくなりました。
こんな絶望的なアクシデントが無かったら、
自分の練習動画を公開することも、
Web制作の方法を自ら学んでこのページを公開することも、
していなかったような気がします。
でも、本当に全く弾けない時間を過ごした時、
自分にとって音楽の存在が、
どんなにかけがえのないものだったかということを
改めて知りました。
この先、弾けなくなってしまうなら、
せめて練習していた時の姿だけでも残しておいて、
今まで応援くださったりお世話になった方々にだけでも、
お届けしたいと思ったのがきっかけでした。
ピアノを弾くことで何を表現したいのか?
音を通じて何を伝えたかったのか?
弾けなかった時間にこそ感じられた
新しい世界観が沢山ありました。
まだしばらくはリハビリ生活は続きそうだけれど、
いつも的確なご指導で更なる回復に導いてくださる
素晴らしい病院の先生方をはじめ、
こんな私になってもレッスンに通い続けてくださった皆さんや、
ピアノを失って一番辛かった時間を近くで支えてくれた友人や、
身の回りの生活を支え続けてくれた家族、
お世話になった皆様に改めて感謝でいっぱいです。
このページへ偶然辿りついて下さった皆様も、
本当にありがとうございます。
今の私はまだ、この曲を通して弾くことは出来ませんが、
再びこれから練習を再開して、
ここから少しでも更に成長出来るように、
探求し続けてゆきたいと思います。
最後までお読みくださって、
ありがとうございました。